未熟児(低出生体重児)を出産して③

こんにちは。

前回に引き続き、第一子を出産したときのことについて書いていきたいと思います。

妊娠中はきちんと定期健診を受け、ちょっとでもおかしいと思うことがあればかかりつけの産科に相談しましょう。

!注意!

常位胎盤早期剥離になったナイーブな内容であること、またこの記事を読むことを想定される人の中には産前産後で気持ちが揺らぎやすい人もいると思います。

どうか、無理して読み進めることのないよう、また読み終えてつらいお気持ちになってしまった場合は、お近くのサポートしてくれる人を頼るようにお願い致します。

当時の気持ちや症状など書いてありますが、あくまで私の経験ですので、すべての人に当てはまるとは限らないことをご了承ください。

出産して翌日の朝(術後1日目)

日勤帯の看護師さんは、スパルタでした。笑

夜あまり眠れなかったことや、痛み止めが持続的に投与されていた影響か、頭がぼーっとしていました。

看護師さんはテキパキとわたしの足につけていた機械を外したりさまざまな処置をしていきました。

ぼーっとしていたからか、その手際の良さについていけず、心の中であわあわしていました。

すべて整ったあと、わたしを歩くように促しました

昨日の夕方、帝王切開したばかりなのに、もう歩くの?!

術後に早いうちに歩くことで回復を促すとされていますが、当事者になってみるとうそでしょ?!と思う感覚でした。

看護師さんとして当然のケアをしたまでなのですが、とにかくスパルタで怖く感じていました。笑

(今となっては申し訳ない…)

身体の感覚

看護師さんに促されて歩こうとものすごく頑張ろうとしたものの、

  • ベッドの背もたれをあげられるだけでクラクラする
  • ベッドサイドに足を出してギリギリ起きていられる
  • とにかく気持ち悪い
  • 身体が思うように動かない
  • 試しに一度立ってみると血の気が引く

こんな状態で歩けるのか!?と、頭の中が不安でいっぱいになりました。

スパルタな看護師さんもさすがにしんどそうなのがわかったのか、「やめておいたほうがよさそうですね」と言ってくれました。

それでも、なんとか動かねば…!と強い気持ちを持たねばと思い、サポートを受けながら車いすまで移動することができました。

車いすに移乗して向かった先

スパルタ看護師さんは、NICUまで連れて行ってくれました。

恥ずかしながら、帝王切開をしたとはわかっていたものの、突然の出産と自分の身体が思うようにならない状態で、出産をしたという実感があまりなく、我が子がどのような状態なのかさほど気になっていませんでした。

出産前に思い描いていた、「あふれ出す母性キラキラ」みたいな世界は自分の周りには広がっていなく、出産ってなんだろう状態でした。

我が子と対面

やっとの思いで(車いすに乗って連れて行っていただいているのに)、NICUに到着。

我が子を見て、やっと出産した実感が湧いてきました。

たしかに、我が子だ。旦那そっくりだ。笑

我が子はというと、

  • 鼻から呼吸を補助する呼吸器
  • 心電図や血中の酸素を測るモニター
  • 口からミルクを胃まで届ける管
  • 点滴

が装着されたり、入っていました。

たくさんいろいろついている我が子をみて、不思議と安心しました。

聞いていた体重から想像していた様子より、大きく感じるし思ったより力強いし、なにより生命力を感じました

今振り返って思っても悲観しそうな状況と状態なのに、不思議な感覚でした。

我が子を触るよう促されて

生まれて間もない我が子をいざ触ろうとすると、どう触ったらいいか…。

保育器の手を入れる扉から恐る恐る手を入れて、抱っこなんてできる自信もまったくなく、触れる程度。

それでも、指をしっかりと握ってくれる姿に、ママ!と呼ばれている気がしました。

続きは④に書いていきたいと思います。

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