こんにちは。こみきち(妻)です。
わたしたち夫婦の子どもたちは、二人とも未熟児で生まれたため、生まれてからしばらく入院が必要でした。
「未熟児療育医療の手続きをするように」と病院から言われましたが、何のことなのかわからなく、またわたし自身は出産後で体が回復していないうえに、頭がクリアではない中でいろいろ検索するのに苦労しました。
また、不備があると何度も役所に行かねばならず大変な思いをしました。
この記事では、手続きのために何をしたらいいのかわからない人に向けて、手続きがスムーズにできるようにお助けできたらと思います。
未熟児療育医療制度とは
未熟児療育医療制度とは、出生時に体重が2000g以下などで身体の発達が未熟なまま生まれ、医師の判断で「入院治療が必要(指定養育医療機関において)」とされた場合に、医療費を助成してくれる制度のことです。
すべての金額を助成してくれる自治体もあれば、収入によって一部少額の自己負担がある自治体もあります。詳しくはお住まいの自治体に確認しましょう。
役所に持参するもの
どこの自治体も基本は以下のものが必要となりますが、多少違いのある自治体もあります。詳しくは各自治体のホームページを見たり、問い合わせをすることをお勧めします。
- 入院している病院の医師が書いてくれた療育医療意見書(「主治医意見書」や「診断書」と言われることもあります。)
- 子どもの保険証(出来上がっていない場合は、扶養に入る人の保険証)
- 家族の個人番号が確認できるもの(マイナンバーカードや番号通知カード)
- 申請しに行く人(扶養義務者または代理人)の本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
- 世帯全員の所得に関する状況等を確認できる書類(必要な場合)
など。
わたしは第一子のときの申請時に引越ししたばかりで、以前住んでいたところの自治体が発行する課税証明書(有料)が必要でした。
所得証明や課税証明は郵送でも対応可能なところが多いです。一通あたり200円程度でした。
申請に必要なもの
以下、持参するものに加えて必要なものです。各自治体のホームページからダウンロード・印刷して記入して持参するとスムーズですが、窓口で書くこともできます。
- 養育医療給付申請書
- 世帯調書
世帯調書を記入するときに、家族全員のマイナンバーが必要でした。
申請先
市区町村の担当窓口や保健所・保健センターが窓口になっています。お住まいの地域のホームページで確認するとよいです。
申請後の流れ
おおまかな流れは以下の通りです。
- 療育医療が承認される。
- 「養育医療券」が交付され郵送されて自宅に届く。
- 病院の会計窓口などに「療育医療券」を提示する。
- 自己負担がある場合、支払う。
第1子のときには請求書が80万円で届きましたが、全額助成してもらえて大変助かりました。
注意点
- 給付決定を受けた後に申請内容に変更があった場合(住所変更、加入医療保険の変更など)があった場合は、変更届が必要です。
- 病院では一か月に一度、月ごとの請求がされるので、手元に「療育医療券」が届くまでの期間を考慮し、出生届と同時に申請するとスムーズです。
- 自治体によっては、出生届と同じように14日以内の申請期限を設けているところもあります。過ぎると遅滞理由書など記入を求められることもあります。
一度高額な入院費を支払ってしまうと、後から「療育医療券」を病院に提示しても返金されないと第一子の入院先の病院から言われました。お子さんの入院先に確認しましょう。
ママの体も労わって
ママは出産したあとで、まだ体力も回復していません。
未熟児療育医療の申請はパパに行ってもらったり、信頼できる人に代理人としてお願いするなど、ママの休息の時間がとれるといいですね。
子どもの面会もあるなかの手続きがとても大変だったと記憶しています。
毎日面会も行かねば…その間に手続きもしなければ…と頑張ってしまうとママ自身の回復が遅れてしまいます。
当時の自分に向けて言うなら、一日くらい面会をお休みしても子どもは頑張って大きくなっているから心配しなくて大丈夫だよということです。
不安な気持ちや子どもに対しても申し訳なさもありましたが、思い切って休むことも後々大切だったなと思います。
ここまで読んでくださっている方は、まさに頑張っている最中だと思います。
どうかご自身のお身体・心をご自愛くださいね。
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